株式投資についてのご質問です。
友人が株式投資をしていると聞き、私も始めてみようかなと思っています。気軽に始めても大丈夫でしょうか?
私、伊藤がお答えします!
※CBCラジオ「北野誠のズバリ」で2017年4月23日放送されたテーマを記事にしております。
※ラジオ出演時のFPと本記事で解説するFPが異なる場合があります。ご了承ください。
※ラジオ放送時の法律・税制に基づいておりますので、記事閲覧時と異なる場合があります。ご了承ください。
株式投資の特徴は?
株式投資と聞いて思い浮かべるイメージはみなさんそれぞれ違うと思います。
上手くやればお金が殖えて良いものだと思う方もいれば、減ってしまうから怖いものだと思う方もいると思います。
どちらの思いがあったとしても共通するのは「自己責任」ということです。
銀行に預けていれば、利息はほとんど付きませんが、基本的に預けたお金は確保されています。
株式投資は企業の株券という有価証券を買うことで、その企業の保有する資産や今後生み出すべきであろう利益の一部を手に入れるものです。
銀行預金とは全く違い、預けたお金に多くの利益が付くこともあれば、大きく減ってしまうこともあります。
どのような結果になっても、その責任はあくまで自分ということなのです。
始める前にやるべきことは?
株式投資も含め、投資というキーワードをインターネットで検索すれば、ありとあらゆる情報が出てきます。
「○○をやってこんなに儲かった」「○○は損するから絶対にやってはダメ」など様々です。
株式投資に関しても「この株は絶対に上がる」とか「今が売り時だ」など様々な情報が飛び交っています。
もし、その情報だけを信じて行動を起こしてしまい、予想とは逆の結果になってしまった場合でも、責任を負うのは自分自身です。
また、そもそも責任を負うわけでもない見ず知らずの人が発するその情報に信ぴょう性があるかどうかも疑問です。
株式投資がどのようなものであるかを理解し、自分自身が納得した上で投資をするという状況を作ることがまずは重要です。
株式は上下はどのようにして起きるか
株式投資をする上で一番気になることですよね。
ただ、こういう状況になったら必ず上がる、下がるという保証はありません。
もし、必ずこうなると分かっていれば誰だって利益を出すことができてしまいます。
あくまで、こういう状況になったらそのような傾向になりやすいという捉え方をして頂きたいです。
ある程度の傾向はある?
必ずではないですが、一般的に主に次の要因があります。
まず、景気です。
一般的に日本や世界の景気が良くなれば、企業業績も良くなり、結果として利益も増えます。
それにより企業価値が上がり、株価を押し上げる要因となると考えられます。
次に、企業の業績です。
先ほどのように全体的に景気が良くなった時に加え、例えば、個別の企業の新商品の発表、他の企業の買収など、その企業の業績が上がると判断される場合には株価を押し上げる要因となると考えられます。
ただし、良さそうに思える全てのニュースが必ずしも株価を押し上げるとも限りませんので、どのような情報が株価を押し上げやすいかを見抜く目を養う必要があります。
次に、需要と供給です。
需要とは、株式を買いたいと思っている人がどれくらいいるかです。
供給とは、株式を売りたいと思っている人がどれくらいいるかです。
需要が多ければ株価は上がる要因になりますし、その逆であれば下がる要因になります。
注意点は?
先ほどもお伝えしましたが、株式投資がどのようなものであるかを理解し、自分自身が納得した上で投資をするという状況を作ることがまずは重要です。
また、株式投資といっても、数万円から買えるものもあれば、数十万円、数百万円と必要なものもあります。
特に経験が少ないうちは、損を出してしまった時の精神的ダメージは大きいものです。
初心者のうちは無理をせず、少額から取り組み、株式投資というものに慣れることが重要です。
これまで大切に積み上げた資産を、引き続き大切に、そして強く育てていって頂きたいですね。
株式投資や資産運用についてのご相談は小宇佐・針田FP事務所にお任せください。