保険の失敗しない選び方は?ポイントをFPが解説

保険の選び方 マネー情報

子どもの保険契約についてのご質問です。

お金に詳しい北野誠さんに、
今度就職する息子に保険を考えていますが、何がいいですか?
全く初めての保険です。
やってよかったと思えるものを紹介してください。
外貨建て保険を奨められましたが、大丈夫でしょうか?
教えてください。

針田
針田

私、針田がお答えします!

※CBCラジオ「北野誠のズバリ」で2020年3月9日放送されたテーマを記事にしております。
※ラジオ出演時のFPと本記事で解説するFPが異なる場合があります。ご了承ください。
※ラジオ放送時の法律・税制に基づいておりますので、記事閲覧時と異なる場合があります。ご了承ください。

保険選びのポイントは?

針田
針田

保険選びは真剣にやればやるほど、迷子になるといわれます。

というのも保険会社は主要どころでも数十社あり、その保険会社が取り扱う商品も複数、さらに年々新しくリニューアルされますから、日頃から専門に情報収集をしている方でない限り、納得のいく後悔をしない選択をすることは難しいと思います。

大切なことは、目的を明確にすることですね。

至極当たり前のことなのですが、どんな保障が欲しいのか、そしてその保険を使って何がしたいのかをまず最初に明確にすることです。

反対にここが明確でないまま商品を見始めると、迷子になると思います。

欲しい保障に合った保険種類を選ぼう

針田
針田

死亡保障なら生命保険、病気怪我の保障なら医療保険、ガンに特化した保障ならガン保険、さらに生活習慣病にも特化したものなら特定疾病保険があります。

他にも、怪我の保障に特化した傷害保険、働けなくなった際の所得を補償する所得補償保険、介護を保障する介護保険もあります。

あとはその方の年齢や家族構成、お仕事の内容や日々の生活状況、資産背景等によって求めるものは異なりますよね。

今回のご相談者の息子さんは、今度就職するということですので、社会人1年生でしょうか。

想像の範疇でしかありませんが、今のところ誰も扶養していないなら、生命保険はさほど必要ないかもしれませんね。

ただし親御さんが、将来息子さんの援助を必要とする状況になりそうなら、息子さんへの生命保険は必要かもしれませんね。

次に病気やケガのリスクは、若くて健康なら今すぐ必要というわけではないかもしれません。

特に就職先の会社が大企業だと、加入する健康保険によっては、通常の医療費の自己負担額(3割負担)よりも少ない負担でOKな場合があるので、医療保険の必要性は少ないかもしれません。

ガンや特定疾病については、健康保険対象外の高額な治療費が必要な場合もあるので、保険はあってもよいかもしれません。

あとは怪我のリスクを抱える仕事に就く場合や、趣味で危険なことをされる場合は傷害保険が必要で、その延長線上にある働けなくなるリスクにも備えるなら休業補償保険が必要かもしれません。

保障内容で注意したほうが良いことは?

針田
針田

保険のパンフレットや見積書に出てくる「所定の~」という文言には注意してください。
例えば特定疾病保険によくあるのですが、「ガン・心筋梗塞・脳卒中の保障を保障します」とうたってあっても、そのガンはすべてのガンを保障しない場合があります。

保障の対象となるのは悪性新生物のみで、皮膚ガンや上皮内ガンは対象外ということがよくあります。

心筋梗塞や脳卒中についても、病気を発症して入院をしたら保障してくれる会社もあれば、15日以上継続入院しないとダメな会社もあれば、60日以上労働の制限が必要だという主治医の診断が出ないと保障の対象にならない場合があります。

針田
針田

複数の会社を見比べるなら、「所定の~」要件を見ておいた方が良いです。

外貨建て保険は内容理解が大切

針田
針田

昔から、お金を積み立てるもしくは増やす手段の一つとして生命保険があったのですが、保険会社の運用元のひとつでもある日本国債の利息はいまマイナスです。

これを背景として、外貨建て保険を各社開発し、ここ数年で一気に市場に出回りました。

外貨建て保険のうち、一時払いという商品の保険料収入は、2018年度には4兆円程あり5年前の約2.7倍にも膨らんでいます。

それに比例して、保険会社に寄せられた苦情の件数は1,888件と、5年前の約3倍に増えているそうです。

トラブルが多いのも現実です。

日本円の商品にはなかった手数料などのコストが発生すること、為替相場の影響を受けること、商品によっては特別勘定運用という特殊な運用方法がなされていることなど、昔ながらの分かりやすい日本円建ての生命保険よりも間違いなく複雑です。

これを理解しないまま契約をすれば、トラブルのもとになりますよね。

商品自体の良し悪しというよりも、契約するご本人が理解できているか、大丈夫かのほうが問題ですね。

「やってよかったと思えるもの」はあるか?

針田
針田

ご相談者の方の状況が分からいので、「コレです!」と特定することはできませんが、繰り返しになりますが、息子さんにとって、いまもしくは近い将来どんな保障が必要で、そのリスクは何年間続きそうなのか、ここが明確になっていれば、いざ保険金を受け取る際に「やってよかった」と思えるはずです。

シンプルに考えれば、さほど難しくは無いと思います。

反対に、保障はそれほど求めておらず、積立てをメインに考えて保障の内容は二の次ということであれば、日本円積立・外貨積立・特別勘定積立を考えることになるので、これは詳しい方に相談したほうが良いかもしれません。

特に外貨建てと特別勘定商品については、親御さんはもちろんですが、将来引き継ぐ息子さん双方の理解が必要です。

二人そろって複数回ご説明を受けるなどして、理解を深めてから契約をしたほうが良いですね。

あと、積立て型の保険の多くは、途中解約をすると元本割れしますので、毎月親御さんが無理なく払える範囲で、もし将来息子さんに譲渡するつもりなら、その息子さんにとっても無理なく払える掛け金にすることも大切ですね。

外貨建て保険や保険の選び方について、詳しく知りたい方は小宇佐・針田FP事務所にご相談ください。

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