お金が貯まるアイデアについてのご質問です。
私の友人で結構お金を貯めている人がいるのですが、私は真逆で毎月の給料で何とかやり繰りしている感じです。
その友人と私の収入はそれほど変わらないのに、なぜこんなに差がつくのか不思議でなりません。お金が貯まる良いアイデアがあったら教えて下さい。
私、伊藤がお答えします!
※CBCラジオ「北野誠のズバリ」で2018年6月4日放送されたテーマを記事にしております。
※ラジオ出演時のFPと本記事で解説するFPが異なる場合があります。ご了承ください。
※ラジオ放送時の法律・税制に基づいておりますので、記事閲覧時と異なる場合があります。ご了承ください。
お金が貯まらない原因って何?
まず、お金が貯まる仕組みを考えてみましょう。
みなさん何かしらで得ている収入があると思いますが、その収入がその後どのように動いているかがポイントになります。
大きなくくりでいきますと、支出と貯蓄に分かれていき、お金が貯まらないという人は、支出と貯蓄のうち、収入に対して支出に回る金額が大きく、貯蓄に回る金額が少ない、または、ないということです。
逆にお金が貯まる人というのは、貯蓄に回る金額がより多い、あるいは、そもそも最初から貯蓄に回すお金を決めて貯めていることが多いです。
まず支出を抑えることに意識を向けるべき
まず、すぐにできることとしては支出を抑えることですね。
ほとんどの人にとっていきなり収入を増やすということは難しいと思いますので、まずは支出を抑えることが近道です。
ただ、支出には日常の生活費以外に趣味などの楽しいことに対する支出も含まれると思いますので、やみくもに支出を減らすとなると、ストレスを抱えることも考えられます。
一旦、普段のお金の使い道を整理して、必要度の優先順位を付けた上で、優先度の低いものから減らすことを心掛けると良いと思います。
日常的な対策
では、日常的に無意識にしてしまっていると思われる代表的なものを少し挙げてみたいと思います。
毎日の寄り道
1つ目は、毎日の寄り道です。
特に用もないけど、例えば、 コンビニ、カフェ、ドラッグストアなどにとりあえず立ち寄ってしまったりすることはありませんか?
1回の金額は小さくても、回数を重ねればそれなりの金額になってきます。
次回使える割引クーポンの受け取り
2つ目は、次回使える割引クーポンの受け取りです。
割引クーポンがあれば、次回の料金が安くなるのでお得ですよね。
でも、こういったクーポンは遠くない日付での有効期限が定められているため、行く予定がなかったとしても、期限が切れるから行かなきゃという感情が芽生え、結果として予定していなかった買い物をしてしまうことが考えられます。
スタンプを集める
3つ目はスタンプを集めることです。
先ほどの割引クーポンに感覚としては近いですが、スタンプをある程度集めると何か特典がありますよね。
でも、このスタンプにも有効期限が定められていることが多く、それを集める目的のために通ってしまうなんてことも考えられます。
セット注文
4つ目は、セット注文です。
例えば、ファミレスやファストフード店でセット商品があった場合、お得な感じがしますよね。
全く同じメニューを単品で注文するよりはお得な場合がほとんどですが、セット商品の中には、別に望んでもいない品が入っていることがあると思います。
本当に食べたいものを仮に単品で注文したらいくらになるのかという視点を持つことは有効です。
自分の欲求を満たせて、意外とセット注文よりも安く済むこともあります。
その他で何か工夫できることは
例えば、ボーナスなどの臨時的な収入があった時に、普段メインで使用している銀行口座へ入れっぱなしの人は多いと思います。
毎月の給料で何とかやり繰りしている人にとって、その臨時収入のありがたみは格別のものだと思います。
しかし、この場合、大変な思いをしてやり繰りをしてきた中で、一時的にゆとりができますので気が緩んで普段以上に財布のヒモも気持ちも緩んでしまうと思います。
頑張った自分へのご褒美は多少あっても良いかもしれませんが、臨時収入に慣れてしまうと、かえって良くない支出グセが付いてしまうことも考えられます。
臨時収入は普段使わない別口座等へ振り分けることで、不要な支出を防ぐことができますし、それを効果的に貯蓄することができます。
普段のご自身の行動を振り返ってみると、案外たくさんの改善点が見つかるかもしれません。
どのようなお金の使い方をしているかを洗い出してみることから始めると良いですね。
お金の使い方や貯金の方法について、詳しく知りたい方は小宇佐・針田FP事務所にご相談ください。