確定申告が面倒くさい!楽にやる方法や注意点をFPが解説

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確定申告についてのご質問です。

今年も確定申告の時期が迫って来ました。私は普段、会社員として働いているので、基本的には年末調整で終わっているのですが、去年は住宅ローンを組んでマイホームを購入したり、少し体調を壊して病院に通う機会が多く医療費もそこそこかかりました。住宅ローン控除や医療費控除などの確定申告が必要だと思うのですが、始めての経験で正直よくわからないし、面倒くさいと感じています。確定申告をするにあたり、何か面倒くささを感じないようなアドバイスなどありましたら教えて下さい。

伊藤
伊藤

私、伊藤がお答えします!

※CBCラジオ「北野誠のズバリ」で2022年2月14日放送されたテーマを記事にしております。
※ラジオ出演時のFPと本記事で解説するFPが異なる場合があります。ご了承ください。
※ラジオ放送時の法律・税制に基づいておりますので、記事閲覧時と異なる場合があります。ご了承ください。

確定申告は慣れないと大変

毎年やっている人で慣れていれば面倒くささは感じにくいかもしれないですね。

自分ではどうやって良いかよくわからない人は税務署で教えてもらって作成したり、税理士さんにお願いしているケースも少なくないと思います。

伊藤
伊藤

年に1回のことですので、慣れている人でも面倒な思いをしながら作成している人も多いと思います。

確定申告あるあるはどんなものがある?

色々ありますね。

まず、そもそも確定申告をするべきかどうかわからずに放置することですね。

伊藤
伊藤

自営業などで必ず毎年することが決まっている人は良くわからずに放置することはなかなか考えにくいですが、年によってするかしないかが分かれる人は当てはまりやすいと思います。

どのようなケースで確定申告が必要

まず、副業をしていてその所得金額が20万円を超える場合です。

所得金額というのはいわゆる収入ではなく、その収入を得るためにかかった経費を差し引いた金額になりますので、仮に収入が25万円あって、経費が15万円なら所得は10万円となるため、これについては確定申告は不要になります。

それから、2箇所以上の事業所から給与を受け取っている場合です。

伊藤
伊藤

あと、今回のご質問にもあった、初めて住宅ローン控除を受ける場合や医療費控除を受ける場合です。

フリーランスの場合も同じですか?

フリーランスの場合は所得が48万円を超えている場合に必要になります。

基礎控除と呼ばれるみなさん一律で税金の計算上、所得から控除して計算してもらえる項目があるのですが、これが48万円あります。

伊藤
伊藤

もし収入が48万円以内なら、基礎控除を差し引くと0を超えることはありませんので、48万円を超えた場合に確定申告が必要となります。

売上や経費の入力をサボらないよう注意

副業やフリーランスをしている人の中には表計算ソフトやクラウド会計ソフトなどで行っているケースも多いと思います。

確かに、こういったツールは確定申告の手間を大幅に軽減してくれるのですが、いつかまとめてやれば良いと思って入力することについてサボり癖が付くと、いざやろうとした時に膨大な量になっていて、挫折してしまうことも想定されます。

伊藤
伊藤

普段からこまめに入力する癖はつけておきたいですね。

必要書類がない場合

確定申告の際に提出が必要になる書類もあるのですが、もしその該当書類がすぐに見当たらないなどがあると、後回しにしてしまうこともあります。

中には、最後までその書類が出て来ず、証明するものがないので本来よりも多く確定申告をする事態に陥るということも想定されます。

伊藤
伊藤

書類の保管にも細心の注意を払いたいですね。

確定申告で押さえたいポイント

まず、先ほども少し触れましたが、書類の置き場を可視化することですね。

参照したい書類、税務署に提出しなければならない書類など、位置づけは様々ですが、欲しい時にどこにあるかをすぐにわかるようにしておくと良いですね。

伊藤
伊藤

参照したい書類としては、支払調書、経費の領収証やレシート、医療費の領収証などです。

税務署に提出しなければならない書類としては、状況により提出の要不要はありますが、生命保険料、地震保険料控除証明書、住宅ローン控除のための書類、社会保険料控除証明書、ふるさと納税などの寄附金の受領証明書などがあります。

とにかく書類は集めておく

細かい分類は気にせず、とにかく集めるということですね。

確定申告のために必要な書類は種類も多いため、きれいに分類して保管したい気分になると思います。

ただ、例えば、レシートや領収証を台紙に貼り付ける、ファイルに分類するなど凝りに凝って保管しようとするのは長続きしない傾向にあるため、オススメはしません。

伊藤
伊藤

それよりも、書類を全部入れる箱を作って、確定申告に関係しそうな書類だけそこに入れておくという形であれば、時間もあっという間ですし、ストレスもなく、紛失の恐れもありませんので、長く続けられる方法かと思います。

クラウド会計ソフトやアプリの利用もおすすめ

クラウド会計ソフトやアプリはインターネットバンクやクレジットカード、その他キャッシュレス決済と連携することができ、会計ソフトやアプリがその情報を自動で取り込んでくれますので、負担も少ないですし、大変重宝されています。

ただ、自動でやってくれるとはいえ、漏れや誤りがあったりするケースも想定されますので、一通り確認は必要になると思います。

伊藤
伊藤

ご自身にとって負担なく活用できるものがあれば、取り入れてみるのもオススメです。

確定申告についてのご相談は小宇佐・針田FP事務所にお任せください。

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