【FPが解説】家計の改善はどうすればよい?無理なくできる具体策

家計の改善 マネー情報

家計の上手な改善策についてのご質問です。

お金がしっかり貯まっている人は節約上手とも聞きます。私はそれなりに収入があって無駄遣いもしていないとは思うのですが、なかなかお金が貯まりません。この夏にまとまった休みが取れるので、時間を作って日頃のお金の使い方を見つめ直してみたいと思います。ストレスがない良い改善策があったら教えて下さい。

伊藤
伊藤

私、伊藤がお答えします!

※CBCラジオ「北野誠のズバリ」で2018年8月13日放送されたテーマを記事にしております。
※ラジオ出演時のFPと本記事で解説するFPが異なる場合があります。ご了承ください。
※ラジオ放送時の法律・税制に基づいておりますので、記事閲覧時と異なる場合があります。ご了承ください。

まずは固定費と変動費に分ける

まず、生活の中での支出を大きく分けると「固定費」と「変動費」に分かれます。

固定費とは、毎月同じようにかかる支出です。

例えば、住居費、光熱費、通信料、保険料などが挙げられます。

一方変動費とは、固定費のように規則的にかかるものではなく、状況に応じて変則的にかかるものです。

伊藤
伊藤

例えば、交際費、洋服代、趣味、娯楽などが挙げられます。

家計の改善は簡単にできる?

固定費と変動費に分けられるように、支出にもそれぞれ性質があります。

例えば、もし改善をしようとした時に固定費と変動費であれば、どちらがストレスなくできそうだと思われるでしょうか。

多くの人は変動費の方が簡単そうだけど、我慢することでストレスが溜まると感じるのではないかと思います。

変動費の特徴は比較的楽しみや喜びにつながるイメージのある支出が多いと思います。

どうせ改善するなら少しでもストレスなくしたいですよね。
そこで、着目するのが固定費です。

伊藤
伊藤

固定費の方がストレスなく改善できます。

固定費の改善はどうする?

固定費の性質を見ると、生活をしていく上で必要な支出であると同時に何気なく支払っているイメージのものではないでしょうか。

当たり前のように銀行口座やクレジットカードから毎月引かれているものだと思います。

伊藤
伊藤

実は、何気なく支払っているからこそ、上手く改善することで無意識に支出も抑えられていくのです。

具体的な対策

先ほど固定費の例に出したものですと、住居費の場合、持ち家で住宅ローンを組んでいる人なら借り換えや金利の条件変更の交渉によって今よりも返済額を減らすことができる可能性があります。

賃料

賃貸なら人数の割に広すぎたり、身の丈に合わないような場合には引っ越しをしたり、更新の際などに家賃交渉をしてみることで、今よりも家賃を減らすことができる可能性があります。

光熱費

光熱費で場合、電力やガスの自由化により選択肢が広がりましたので、利用会社を比較して選ぶことで、今よりも減らすことができる可能性があります。

通信費

通信費も同様に選択肢は多くあります。

最近では格安スマホの選択肢も増えてきましたし、自宅のインターネットとのセット割のようなものも一般的になってきましたので、これを上手く活用すると今よりも減らすことができる可能性があります。

保険料

保険料においても、特定の保険会社のみではなく、目的に応じて各保険会社の優位性のある商品を選ぶことで、いいとこ取りができ、同じ保障でも安く準備することができる可能性があります。

伊藤
伊藤

同じサービスや恩恵を受けるなら、少しでも少ない支出で済んだ方が良いですよね。

他の改善策は?

先ほどお話しした内容は生活に密接に関わるものですので、みなさんある程度共通する内容かと思います。

人によって支出の内容は様々ですが、突発的な飲み会、ATMの時間外手数料、雑誌などの衝動買いなども改善できるものとして考えられます。

1回あたりは大きな支出ではないにしても、回数を重ねれば大きな金額になっていきます。

付き合いや好きなこと、生活スタイルなどから、完全にやめることはできないものもあるかと思いますが、少しずつ意識していくことで自発的に回数を減らしたり、本当に必要な時以外は思いとどまるなどの改善ができるようになるでしょう。

支出を減らすことはこれまでのスタイルから変化することですので、一気にすることは大変だと思います。

伊藤
伊藤

1つ1つ着実にクリアしていくことを心掛けると、ストレスなくお金を貯めていくことができるでしょう。

家計の節約について、詳しく知りたい方は小宇佐・針田FP事務所にご相談ください。

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